• Bibliobattle of the Year 2022

    受賞者一覧

     

  • 大賞

    コバショでビブリオ

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    「大賞を決める投票」の概要

    Bibliobattle of the Year 2022では、大賞を決める投票を10月4日(火)〜10月31日(月)に実施しました。

    その結果、Bibliobattle of the Year 2022 大賞は「コバショでビブリオ」に決定しました。

    多数のご投票ありがとうございました。

     

    大賞受賞者「コバショでビブリオ」

    投票総数218票(ビブリオバトル普及委員会会員:40票、非会員:178票)

    大賞授賞式

    大賞の授賞式及び受賞スピーチを、2023年1月21日(土)にオンライン(Zoom)にて行う予定です。

     

    Bibliobattle of the Year 2022 大賞授賞式&新年ビブリオバトル

    日時:2023年1月21日(土)13:30〜15:30

    場所:Zoom

    内容:大賞授賞式・受賞スピーチ、及びビブリオバトル・交流会

     

    参加申込みフォーム

    申込み期限:2023年1月19日(木)

  • 大賞受賞者コメント

    「コバショ」こと小林書店は、尼崎市にある小さな「まちの本屋」。創業70年になります。

    傘を売っていたり、落語会が開催されたりする少し変わった本屋さんですが、店主の小林由美子さんの情熱と行動力で、イベントはどれも満席になる不思議な空間です。

     

    「コバショでビブリオ」は、本好きのコミュニティを作ろうと、市の職員でもある江上が、由美子さんに呼びかけて始まりました。続けるうちにコバショで様々なイベントが開催されるようになり、注目され、小説の舞台になり、そしてドキュメンタリー映画にもなりました。そのストーリー自体がまるで一冊の良書であるかのように感じています。

     

    ビブリオバトルが、これからも本を愛する人々に、様々な体験やご縁を届けてくれることを願っています。

     

    「コバショでビブリオ」 江上昇(ビブリオバトル普及委員会 普及委員/尼崎市職員)

     

  • 優秀賞

    - 3件 -

    伊丹市立図書館ことば蔵

    ビブリオバトル部

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    【受賞理由】

     

    2012年から約2か月に1度の頻度でビブリオバトルを定期開催し、2022年3月までに計48回を数える。2020年、2021年のCOVID-19感染拡大防止によるイベント開催規制下での開催回数は減ったものの、オンラインツールを使用するなどして、開催を継続した。運営は図書館職員だけでなく一般から募った「部員」によって主体的に協力しあって行われており、毎回テーマを設定するなど、独自の取り組みを続けている。活動の様子は図書館のWebサイト内に記録・掲載しており、誰でも見ることができる。図書館と市民の協力のもと、運営を通して長期に渡りビブリオバトルの普及に寄与してきたことが高く評価された。

     

    【受賞者コメント】

     

    伊丹市立図書館ことば蔵開館と同時に市民の部活動として始まりました。

    10年間、官民協働体制で力を合わせ、コロナ禍でもなんとか工夫を凝らし継続してこられた事に胸を張りたいと思います。

    今回の受賞は、ことば蔵スタッフと部員が共に喜びました。

    有難うございました。

     

    図書館の交流ひろばという開かれた場所で行われているので、子どもから大人まで様々な人が参加する公共性も特徴だと思います。

     

    活動詳細は、下記URL先のことば蔵ホームページをご参照ください。

     

    【参考リンク】

    一般社団法人

    フリンジシアターアソシエーション

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    【受賞理由】

     

    ビブリオバトルを教育現場に導入する際に生じがちな、公式ルールの安易な改変によるビブリオバトルの機能不全や、参加を強制されることによる生徒・児童のモチベーションの低下といった課題を解決するため、誰もが無料で使用できるデジタル教材「KIDSのビブリオバトル!」を企画・開発した。タブレット端末等で使用すると誰もが公式ルールを遵守した形でビブリオバトルを運営でき、劇団員による導入映像やアニメーションでのルール解説には参加のモチベーションを高めるための工夫が凝らされている。教育現場のニーズに応え、課題解決に向けた新しいアプローチを提案・実装・共有したことが高く評価された。

     

    【受賞者コメント】

     

    『KIDSのビブリオバトル!』は、タブレット等を用いて『ビブリオバトル』をボタン一つで誰でも簡単に、公式ルールに則って進行できるデジタル教材です。

    ビブリオヒーローを目指す少年FJのストーリー動画や、公式ルールがわかるアニメ教材「おしゃべり森のどうぶつたち」も併録されていますので、はじめてビブリオバトルを実施する方でも楽しく、安心して取り組んでいただくことができます。

    私たちは、『KIDSのビブリオバトル!』を通して子どもたちが様々な情報・教養を取得し、それらを共有する体験によって“人とつながる力”を育むことを期待します。

    なお、この教材は、「令和3年度子どもゆめ基金助成」を受けて制作されました。

     

    【参考リンク】

    コバショでビブリオ

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    【受賞理由】

     

    2017年、兵庫県尼崎市の商店街にある小林書店で始まった集まりで、2022年6月までに21回のビブリオバトルを開催した。小林書店ではビブリオバトルの開催等を契機に、作家さんを招いてのトークイベント、月に一度の朝食会、餅つき大会や落語会など幅広いイベントが開催されていき、2020年にはそれらの取り組みが『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』で小説化された。また、同年小林書店のドキュメンタリー映画『まちの本屋』が制作され、全国で上映された。小さなまちの本屋の活動から始まり、多くの人を惹きつける中で、尼崎の町の人のみならず、全国にビブリオバトルと読書の楽しみを届けた活動が高く評価された。

     

    【受賞者コメント】

     

    「コバショ」こと小林書店は、尼崎市にある小さな「まちの本屋」。創業70年になります。

     

    店主の由美子さんの情熱と行動力で、お店では傘を売っていたり、落語会が開催されていたり、変わった空間になっていますが、なぜか多くの人が集まり、イベントはどれも満席になる不思議な場所です。

     

    映画や小説を見ていただければわかりますが、この書店にあるのは「日常」です。書店の経営者として、町の商店主として日々生きる由美子さんの人生や経験がこの店の佇まいや雰囲気に滲み出て、それが人を惹きつけ、小説になり、映画になりました。ビブリオバトルの開催日に合わせて、ぜひ「まちの本屋」に一度足を運んで、「日常」を感じてみてください。

     

    【参考リンク】

     

  • 特別賞

    - 10件 -

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    一般社団法人北海道ブックシェアリング・北海道ブックフェス・大麻銀座商店街振興組合・まちライブラリー@ちとせ

    【特別賞名】

    北海道中に読書の楽しさを

    届けますで賞

     

    【受賞理由】

    「だれもが豊かな読書環境を享受できる北海道にしよう」をスローガンに、多くの読書活動・事業を行っており、2015年からは毎月開催される「大麻銀座商店街ブックストリート」の中でビブリオバトルを実施している。現在ではオンラインでもビブリオバトルに参加ができるよう環境を整え、交流の輪がますます広がっている。ビブリオバトルを通し、継続した読書機会の創出と、世代や職種を問わないコミュケーションの促進に貢献してきたことが評価された。

     

    【参考リンク】

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    沖縄国際大学

    日本文化学科

    【特別賞名】

    未来の司書を育てる

    ビブリオバトルで賞

     

    【受賞理由】

    司書課程の授業の一環としてビブリオバトルを取り入れ、地域の図書館で開催された中高生向けのビブリオバトル入門講座のサポートや、沖縄少年院でのビブリオバトルのデモンストレーションなどを実施した。司書を目指す学生にとって、ビブリオバトルや読書が持つ力を深く学び、人と本をつなぐ使命を実感させるような授業を行い、またそれらの取り組みをレポートやブログの形で情報発信して、誰もが共有できるようにした点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    草津市立図書館

    【特別賞名】

    人と本をつなぐ取り組みで賞

     

    【受賞理由】

    滋賀県草津市にて、2016年から異年齢交流のため毎年ビブリオバトルを開催している。2019年からは草津市立市民交流プラザと「まいにちビブリオバトル」の共催が始まり、奇数月の定期開催には毎回10代から80代まで幅広い年齢層が参加している。ビブリオバトル後に実施している「図書館司書によるバトル本の関連本紹介」も好評で、参加者がさらに多くの魅力的な本と出会うきっかけとなっている。人と本をつなぎ、活気をもたらす取り組みが評価された。

     

    【参考リンク】

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    熊本ビブリオバトル振興会

    【特別賞名】

    熊本から楽しさを発信しているで賞

     

    【受賞理由】

    2018年に前身となる「三年坂ビブリオバトル」を立ち上げ、活動の幅を広げ「熊本ビブリオバトル振興会」を結成し、定期開催のほか、2020年頃からはDiscordなどを用いてオンライン開催にも取り組んでいる。イベントのエキシビジョンマッチとして、マンガ『どくヤン!』からヒントを得た「タイマン・ビブリオバトル」も行い、聴衆から好評を得た。小規模ながら、継続的かつユニークな活動によって、ビブリオバトルの裾野を広げている点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    渋谷教育学園 渋谷中学高等学校

    図書委員会

    【特別賞名】

    世界の中高生を

    ビブリオバトルでつなぐで賞

     

    【受賞理由】

    2021年8月、渋谷教育学園が開催したSOLA (Shibuya Olympiad in Liberal Arts 2021) の中で、SDGsをテーマとしたビブリオバトルの国内・国際大会をオンラインで主催・運営した。国際大会では、フィリピン、シンガポールの学生を含む中高生10名が参加し、英語でのビブリオバトルを行った。この活動は2022年にも国内・国際大会が実施され、シンガポール・中国の学生と交流した。国内外の中高生をビブリオバトルでつなぐ取り組みを生徒が主体的に行っている点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    都留文科大学図書館サークル

    Libropass

    【特別賞名】

    つのよもぎ学生賞

     

    【受賞理由】

    都留文科大学の図書館を「使いやすく」「楽しい場所に」することを目的に、図書館支援および読書活動をしているサークルにおいて、ビブリオバトルを開催している。COVID-19の感染拡大によりサークル活動への影響を受ける中で、オンラインも活用しながら精力的な活動を続けており、2021年は基本的に毎週ビブリオバトルを実施している。大学図書館の様々な活動とともに、ビブリオバトルを活用して図書館を楽しくする活動が評価された。

     

    【参考リンク】

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    八王子子ども文庫連絡協議会と大橋さん

    【特別賞名】

    八王子をビブリオバトル最強都市に!賞

     

    【受賞理由】

    2013年11月に、東京都八王子市ではまだあまり知られていなかったビブリオバトルを初開催し、以後一貫して「子どもの本」をテーマに継続して開催しており、2021年で通算9回を数えた。2014年出版の『ビブリオバトルを楽しもう』の制作に協力したり、代表の大橋氏が八王子市内の全小中学校を対象にビブリオバトル開催のための研修を実施するなど、広く八王子でのビブリオバトル普及に貢献してきたことが評価された。

     

    【参考リンク】

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    ビブリオバトル on スペース

    【特別賞名】

    ニューウェーブ・ビブリオバトル賞

     

    【受賞理由】

    2021年8月からTwitterのスペース機能(音声でリアルタイムのやりとりをするサービス)を用いてビブリオバトルを開催している。当日予告した時刻にスペースを立ち上げ、発表者をその場で募る形の運営をしており、そのゆるやかな形式と、リモートではあってもビデオ通話とは異なる雰囲気から、そこで初めてビブリオバトルの発表をする参加者も増えてきている。新しいツールを積極的に活用し、ビブリオバトルの新しい層への普及に寄与している点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    武蔵野プレイス

    【特別賞名】

    ひと・本・まちをつなぐで賞

     

    【受賞理由】

    2015年から2019年まで毎年2回、初心者向けの入門編(講座と体験編)と経験者向けの実践編(テーマバトルと探検編)を開催した。COVID-19の感染が拡大した2020年にも対面での入門編、2021年はハイブリッド形式での入門編と実践編を開催するなど、社会状況にも臨機応変に対応しながら計14回、1年も欠かさずに開催を継続している。新規参加者の掘り起こしとリピーターの獲得による、普及拡大に貢献している点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    大和郡山ビブリオ

    【特別賞名】

    金魚いきいき賞

     

    【受賞理由】

    2014年から、奈良県大和郡山図書館を中心に書店とオンラインの両方でビブリオバトルを行っており、2022年9月時点で開催数は48回を数える。Facebookやホームページで情報発信し、他のビブリオバトルサークルと共同開催するなど、図書館の枠に止まらない活動がみられる。広報に用いられている金魚は、大和郡山の名物であり、地域に根ざした活動を表すと共に、参加者の心を掴む工夫となっている。これらの継続的な活動が評価された。

     

    【参考リンク】

  • 新人賞

    - 5件 -

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    上和田 真由子

    【受賞理由】

    「きりしまビブリオバトルの会」を主催し、2020年から地元の図書館や椋鳩十文学記念館などでアットホームなビブリオバトルを定期開催している。各地のオンライン・ビブリオバトルや、Bib-1グランプリ2021にも出場し、バトラーとしても様々な場所で活躍している。FacebookやTwitterなどでも、ビブリオバトルにとどまらない読書の楽しさ、交流の楽しさを積極的に発信している点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    谷 芳明

    【受賞理由】

    主宰する月例の読書会や、「茶吉庵ビブリオバトル」で、定期開催を行っている。後者の活動では大阪府八尾市の古民家スペース「茶吉庵」において、「町から本屋さん」がなくなっていく現在、本の良さ、読書の楽しさをみんなで共有したい」と集まったメンバーが活動を行っている。「祭」「色」など、毎回、誰もが選書しやすいテーマを設け「ビブリオバトル全国大会 in いこま」の出場も目指すなど、今後の発展に期待が持てる点が評価された。

     

    【参考リンク】

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    永石 剛

    【受賞理由】

    NBCラジオ「ラジオDEビブリオバトル」のプロデューサーとして、長崎県を中心にビブリオバトルの普及に貢献してきた。「ラジオDEビブリオバトル」はBibliobattle of the Year 2020 大賞を獲得しており、それらの活動を支えてきた一員である。2021年にカレントアウェアネスにて、『番組を生んだ言葉の力:長崎県をビブリオバトルの強豪県に』を執筆した。これまでの活動をまとめ、改めて世にわかりやすい形で周知したことが評価された。

     

    【参考リンク】

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    山本 プリン

    【受賞理由】

    2019年に「流浪にビブリオバトル」を立ち上げた後、ビブリオバトルを継続的に開催し、2021年からは大和郡山ビブリオとのコラボ企画としてオンライン・ビブリオバトルを15回(2022年7月現在)開催するなど、多方面での展開を進めている。ビブリオバトル歴8年と自身もバトラーとして“ゲーム感覚”で楽しみながらも、企画、司会、運営を務めるなど、各地で人と本とのつながりを精力的に生み出している点が評価された。

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    米森 仁美

    【受賞理由】

    Bibliobattle of the Year 2020 大賞を受賞したNBCラジオ「ラジオDEビブリオバトル」のディレクターとして、長崎県を中心にビブリオバトルの周知をしてきた。2022年6月には、オンラインと会場のハイブリッド方式での高校生のビブリオバトルの大会も開催し、「長崎県をビブリオバトルの強豪県に」という目標を実現するために、さらなる普及につながる取り組みを進めており、今後が期待される点が評価された。

     

    【参考リンク】